暑くなったら○○するシステムを作ってみよう

目次



目的

電気を効率よく利用している身の回りの道具を考え、実際に再現してみることによって体験的にその仕組みを学習する



ポイント



用意するもの

パソコンでプログラミングする場合



事前準備

タブレットでプログラミングする場合は、専用アプリ(無料)を事前にインストールする必要があります。方法は、こちらmicro:bit セットアップ(タブレット編)を参考にしてください。

また、電池ボックスには電池を入れ、micro:bitに接続してください。



STEP1:micro:bitで温度を計測してみよう

micro:bitの温度センサーを使って、温度を計測してみましょう。
温度センサーに関する詳細は、こちらmicro:bit 温度センサー(チュートリアル)を参考にしてください。

こちらのプログラム(MakeCode)では、Aボタンを押すとmicro:bitのLEDに温度が表示されます。



STEP2:温度を親機のmicro:bitに送信しよう

無線通信機能を使って、計測した温度を送信しましょう。
無線通信に関する詳細は、こちらmicro:bit 無線通信(チュートリアル)を参考にしてください。

こちらのプログラム(MakeCode)では、1秒に1回温度センサーの値を送信します。
隅に置く4台のmicro:bitにプログラムを書き込みましょう。

ポイント



STEP3:受信した温度を使って、平均の温度(室温)を計算しよう

まず、受信した温度をmicro:bitごとにメモする変数を作成し、受信したら該当する変数にメモするプログラムを作りましょう。
変数の作り方と「もし<>なら、でなければもし<>なら」ブロックの作り方は、こちらmicro:bit 加速度センサー:ポイント(チュートリアル)を参考にしてください。

次に、変数「室温」を作成します。そして、4台のmicro:bitから受け取った温度をもとに平均の温度を計算し、変数「室温」にメモします。

最後に、動作チェックも兼ねて、Aボタンを押したらmicro:bitのLEDに室温が表示されるようにしましょう。

STEP3で完成するプログラム(MakeCode)

ポイント



STEP4:室温によって動作を変化させてみよう

室温(平均の温度)が30度より高いのときはmicro:bitのLEDに「〇」が、30度以下のときは「×」が表示されるようにしましょう。

プログラム全体(MakeCode)

補足



発展:暑くなったらスイッチがONになるミニ扇風機を作ろう

ポイント



追加で用意するもの



STEP1:micro:bitをLab本体に挿入しましょう

親機のmicro:bitから電池ボックスをはずし、Lab本体に挿入してください。
また、はずした電池ボックスから電池を取り、Lab本体に入れてください。
電池の収納場所など、LabについてはbitPak:Labチュートリアルを参考にしてください。



STEP2:モーターを動かす回路を作りましょう

電気の利用パーツセットに含まれている電源パーツとモーターパーツを台座に取り付けます。

電源パーツ、モーターパーツ、bitPak:Labをワニ口クリップで接続します。



STEP3:制御スイッチを使ってみましょう

制御スイッチは、スイッチの通電(ON/OFF)をmicro:bitで制御できるパーツです。
こちらのプログラム(MakeCode)では、Aボタンを押したらスイッチがONに、Bボタンを押したらスイッチがOFFになります。(スイッチがONになると、モーターが回転します。)

スイッチがONになったら、制御スイッチ青丸部分のLEDが赤色に点灯します。実際に確認してみましょう。



STEP4:室温(平均の温度)が30度より高いときはスイッチがONに、30度以下のときはスイッチがOFFになるようにしましょう

プログラム全体(MakeCode)



補足

今回はmicro:bit搭載温度センサーを利用しましたが、代わりに明るさセンサーを使って「暗くなったら明かりをつける」といったシステムを作ることもできます。