プログラミングを勉強していると必ず出てくる「配列」。ここでは、配列とは何か、MakeCodeで用意されている「配列」ブロックの使い方について紹介します。



目次

配列(はいれつ)とは
配列を作る
読み出す

配列(はいれつ)とは

配列とは、複数のデータをまとめて管理するための「型」になります。データが多い場合に、違う名前の変数を複数用意せず、1つにまとめて管理することができます。

 型(かた)とは

データの種類のことです。よく使っている数値や文字、真偽値も「型」の1つです。



配列は、長い箱が仕切で区切られているイメージです。先頭から〇番目と指定して、配列に保存されているデータを読み出したり、上書きしたり、削除したりします。



 配列の数え方

配列の中身の順番を数えるときは「0」から数えます。これは、コンピューターの世界が「0」から始まることに関係しています。



配列を作る


「変数 配列 を … にする」ブロックと「配列 0 1 - +」ブロックが組み合わさっているブロックです。「配列 0 1 - +」ブロックで用意した配列を、変数「配列」に保存するブロックです。

「配列 0 1 - +」ブロックの「0」「1」部分に、用意したい配列の値を入力します。デフォルトでは数値が入力されていますが、文字列、真偽値、さらに他の配列を入れることもできます。「-」「+」をクリックすると、配列に入れる値の数を増やしたり減らしたりできます。





「変数 配列 を … にする」ブロックと「配列 “a” “b” “c” - +」ブロックが組み合わさっているブロックです。「配列 “a” “b” “c” - +」ブロックで用意した配列を、変数「配列」に保存するブロックです。

「配列 “a” “b” “c” - +」ブロックの「0」「1」部分に、用意したい配列の値を入力します。デフォルトでは文字列が入力されていますが、数値、真偽値、さらに他の配列を入れることもできます。「-」「+」をクリックすると、配列に入れる値の数を増やしたり減らしたりできます。





このまま使うと、中になんのデータも入っていない空っぽの配列を用意します。「+」をクリックすると、値を入れる場所が表示され、データを入れられるようになります。




読み出す

配列に入っている値の個数を調べることができます。「配列」の右にある「▽」をクリックして、配列の名前を指定します。


例えば、左のプログラムの場合、micro:bit のLED画面には「5」と表示されます。




指定した場所に入っているデータの値を調べることができます。


例えば、左のプログラムの場合、ボタンAを押すと micro:bit のLED画面に「90」とスクロール表示されます。