加速度センサーでじゃんけんゲームを作ろう

できること:micro:bitをゆさぶると、LED にグー、チョキ、パーがランダムに出てきます。 micro:bitとじゃんけんしてみましょう。

プログラムを作ろう


ホーム画面にアクセスし、「+新しいプロジェクト」をクリック、「acc」と入力して「作成」ボタンを押してください。



ツールボックス「入力」の中にある「ゆさぶられたとき」ブロックをワークエリアの適当な場所にドラッグ&ドロップします。
micro:bit をふったり、ゆらしたりすると、このブロックのかたまりが実行されます。


 ポイント:変数

「変数」がはじめての人は、チュートリアル「MakeCodeエディター使いこなしテクニック:変数」を確認して、次に進んでください。


 ゆさぶられたとき

「ゆさぶられた▼」部分をクリックすると、「ロゴが上になった」などmicro:bitのさまざまな動きに変えることができます。便利なブロックがたくさん用意されているので、ぜひ試してみてください。



変数「じゃんけん」を作って、「変数 じゃんけん を 0 にする」ブロックを「ゆさぶられたとき」ブロック内に入れます。



「計算」の「0 から 10 までの乱数」ブロックを「変数 じゃんけん を 0 にする」ブロックの「0」に入れます。



「0 から 10 までの乱数」ブロックの「10」を「2」に変更します。



ツールボックス「論理」の中の「もし 真 なら/でなければ」ブロックを「変数 じゃんけん を…」ブロックの下につなげます。


 ポイント:論理

「論理」がはじめての人は、チュートリアル「MakeCodeエディター使いこなしテクニック:条件判断」をチェックしてください。



「論理」の「0 = 0」ブロックを「もし 真 なら」ブロックの「真」に入れます。



「変数」の「じゃんけん」ブロックを「0 = 0」の左側の「0」に入れます。



「基本」の「LED画面に表示」ブロックを「もし じゃんけん = 0 なら」の下につなげ、左図のマークを作ります。



「もし…なら/でなければ」ブロックの「+」部分をクリック



新しく表示された「でなければもし なら」に「論理」の「0 = 0」を入れます。



「0 = 0」の左側の「0」に変数「じゃんけん」ブロックを入れ、右側の「0」を「1」に変更します。



これまでと同じ手順で左図のように「LED画面に表示」ブロックを入れたら完成です。


※「LEDに表示」ブロックは上から「パー」「グー」「チョキ」を表しています。



プログラム全体です。

micro:bitがゆさぶられたときに、変数「じゃんけん」に「0、1、2」のどれかがランダムで保存され

変数「じゃんけん」が「0」なら「パー」が、「1」なら「グー」が、「2」なら「チョキ」が表示されます。


シミュレーターで確認してみよう


シミュレーターを見ると、ボタンBの上に「●SHAKE」という文字が現れているはずです。この「●SHAKE」は「ゆさぶられたとき」ブロックを使うブロックを使ったときに現れます。シミュレーターのmicro:bitをゆさぶることはできませんので、「●SHAKE」の「●」の部分をクリックすることでゆさぶったことになります。



左図ではチョキが表示されています。


micro:bitで動かしてみよう

micro:bitにプログラムをダウンロードしましょう。これで準備は万端です。

使い方

  1. 片方の手にmicro:bitを持ちます。
  2. micro:bitを振ると同時に、もう片方の手でじゃんけんしてみましょう。
  3. どっちが勝ちましたか??
 ポイント:加速度とは

加速度とは「速度の変化の度合い」ということです。少し難しいですが、速度と加速度は全然ちがいます。激しく振りつづけていると速度は大きくなりますが、加速度は特に大きくなりません。止まっているところから急に振り下ろしたり、逆に早く動いているものを急に止めたりすると加速度は大きくなります。
一人じゃんけんも楽しいですが、他の人のmicro:bitにも同じプログラムを読み込ませて、micro:bit同士でじゃんけんしてみても面白そうですね。